三日月亭のおいでませ回数

2012年4月22日日曜日

私のこれが大好き!~ゾンビ編~







  1. 怪しい薬、出鱈目な科学、そんな如何わしい雰囲気かもす世界観でゾンビどもが大暴れ

    最高なシチュエーション

    それがホラー、ゾンビ物の基本ですね

    ゾンビの基本自体はロメロが構築したものですが、死体蘇生ネタはロメロのゾンビ以前からありました

    謎の秘薬によって人が永遠の命を手に入れる、謎の秘薬を作って人間の限界に挑む

    人間の狂気はホラーでありコメディなのだ

    そんな私の大好きな作品が二つある、どちらも狂気とユーモアに満ちた不朽の傑作だ


    「死霊のしたたり」


    マッドサイエンティスト、ハーバート・ウェストが大暴れ彼の執拗までの研究意欲のおかげで皆が巻き込まれる話

    だが何故か悲壮感がなく、嫌悪感がわかない、それは彼が純粋な科学者であり狂人だからだ

    彼が殆どの災いの原因だが周りの人間も変人がいたり最後の方は怖がらせたいのか笑わせたいのか分からないものだ

    だが私はこの作品生理的に好きな作品でありオタクなら是非見ておきたい作品だ

    人間の狂気そして恋人の深い愛が招く狂気のラストの秀逸さにはホラーの原点を感じた





    「永遠に美しく…」


    もう一本は女のホラーだ、永遠の美をテーマにしたブラックコメディだがこれは恐らく女の本音と

    男の本音が入り混じって、もう怖いのなんのって

    女の見栄だけで振り回されるブルース・ウィリス

    ゼメキスの指示で鬘を被らされるブルース・ウィリス

    冴えない男の設定のはずだけど犬にスプリントダッシュ勝つブルース・ウィリス

    20mから落ちても無事なブルース・ウィリス

    ある意味ダイ・ハード

    最後は皮肉たっぷりのハッピーエンドに…


    どちらもコメディ調であるがそれは人間を正直に描いた真摯な姿勢があったからだろう

    まぁしたたりの方では

    恋人に学校で会う、抱き合う、即効ベッドシーン、即行終了シーン

    とハイテンポだったり

    永遠にでは

    若いツバメに本音をぶちまけられ、振られ、大雨が降ってきて、不幸絶好調に

    解りやすいテンポで描いてるため疲れないし

    ドロドロの修羅場も見てて楽しい

    人間は基本はユーモアと狂気の産物なのだ

    若さであれ、研究であれ、愛であれ…人間は生きている間に何かに固執するし

    深刻な事態でも傍から見れば滑稽に見える

    そして当事者からは見ればホラーに見え、あがけばコメディになる

    私もそういう作品を作ってみたいし、もっといっぱい見てみたいものです




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