三日月亭のおいでませ回数

2011年3月4日金曜日

漫画創作シナリオ覚え書きその1





真島都子は自殺願望を持っていた

何故か?

インスマウスにてある呪術的儀式に巻き込まれ

呪いを受け化け物に追いかけられ疲れ果てていた為

そして橋から飛び降りようとすると三日月に助けられる

そうしたら目の前に化け物が現われ

「渡り神さま、お一つ御供になってお助けください」

そうして真島を狙うも

そこにミサヲさんが現われそれを撃退する

刀で一刀両断で切り捨てる

そうして真島は三日月家に連れて行かれる

三日月家

真島は2週間前に起きた事説明する

そこはオカルト好きでは一部有名な寒村で

真島は大学のサークル仲間と一緒にそこへ遊びに行く事にしたそうだ

そこは海に面した村で寂れた感があったが

だが一同に興味を持たせるものがあった

まず目に入ったのが風景だそこは日本と呼ぶには外国じみてて

まるで長崎や横浜と言った西洋の血が混じったものを感じ取れるもであった

そして以外にもそこはキリスト教が信仰されており彼等落胆させた

特異な土着宗教もなく何かオカルト的なものもなくスリルも感じられない

ただの寒村とそこに一人の人懐っこい感じの老婆がやってきこう言う

「あんたら他所からきたのかだったらとまっていきんしゃ」

とてもフレンドリーな村であった

だがそれが罠だった

彼らは老婆に案内されギルマンハウスに無料で泊めてもらう

ギルマンハウスはもともとこの村に舶来船が行き来していたころのものだそうだ

小奇麗にしておりキャンプを覚悟していた彼らには渡りに船であった

そうして深夜異変が起こる

村人が彼らを襲ってきたのだその中で真島だけが命からがら逃げてきたのだ

話を終えると真島は泣いていた

それを見た三日月は一言漏らす

「でどうしたいんだ?」

三日月はこの手に話には同情も感情も表さない

それはほかの四人も同じだ

その問いに動揺する真島

そうして少し黙り込んだあと口を開いた

「助けてほしい、調子のいい話だけど…」

真島は意思表示をした

それを確認した三日月はすっくと立ち上がり4人に言い放つ

「ミナホ、オウヒ、ヒナミの三人は福助のところで彼女を守ってくれ」
「ミサヲさんは俺と一緒に来て、その村に行くぞ彼女の仲間を助けに行くぞ」

と彼女に一瞥二人は出ていく

行く途中その村の噂などを『月刊トワイライト』の記者・鍛冶屋猛にいろいろ聞く

そうして新幹線から鈍行を使い仕舞いにはポンコツコツ寸前の路線バスに乗り

更には徒歩で向かう事となった

日も暮れ月が高く上がり太陽の代わりにその弱い光であたりを淡く照らしているころ

三日月とミサヲはインスマウスに到着した

「まさかいきなり襲われる事なんて無いでしょうね?」

ミサヲは三日月に問い掛ける

「まぁまず無いと思いたい、あった場合は終わらせていいぞ」

「まぁおやさしい、大学生を助けるんじゃなかったんですか?」

「生きちゃいないだろう、もう三日も経ってるんだぜ死体になってるだろうよ」

「厳しいことを言う、まぁ確かにそうですが」

三日月は彼らは生きていないと判断した上でここに来たらしい

ミサヲも同感と言った感じであった

相談も簡略的に切り上げ三日月達は村に入っていった

村には人影はなく寒々としていた

あたりを見回しながら中央通りを歩いていく

時刻は午後九時、今時こんなに静まり返る事など無いと思いつつも

その静寂に色を落とした村を散策していった

三日月は一通り見回ると例のギルマンハウスとやらを見に行く事にした

「話が本当ならただで止めてもらえるみたいだぞ」

三日月はそういい足早に宿屋へと向かう

「ちょっとそんな無警戒な!」

ミサヲも釣られるようについて行った

中央通りより徒歩10分宿屋『ギルマンハウス』はそこにあった

三日月はドアノブに手をかけまわすも鍵がかかっており開かない

どの建物も明かりがついていないこの宿屋も同様だ

鍵が開いてるとは思えない

ミサヲはそう考えをめぐらせ小型のテントを持ち出した

「ここでキャンプしましょう、話が本当なら怒られないでしょう」

「何でそう思うんだ?」

三日月はそこで当り前のように準備を始めたミサヲに対し突っ込む

「だって外から来た人歓迎するんでしょ?だったら何したって怒られないでしょう」

「とは言うがここ夏だけど案外寒いぞ風引かないか?」

「寒くなったらそこいらの家燃やして暖をとればいいですよ頭は使いようですよ?」

ミサヲさんは賢い事言ったようなしたり顔で三日月に諭した

「狂ってる…」

三日月は感想を漏らすと後ろで音がした

振り向くと扉が開いており隙間から人相の悪い男が三日月たちを見ていた

「ここがどこだか解ってそんな事してんだろうな」

少しイラついた様子の店主は声色にドスを効かせ語気を荒くして三日月に尋ねた

「家を焼かれたくなかったら泊めろ!」

三日月が対応する前にテントから顔を出したミサヲは店主に向かって怒鳴った

「なんだと!?」

怒りをあらわにする店主だが引く所かミサヲさんはテントから出てきて

店主の顔をわし掴みにして更に声を上げて怒鳴った

「今時九時でご就寝たぁ良い根性してるじゃねーか!!お前何屋だ?」

「宿屋だろう!?なのに旅で疲れた人間を受け入れないとかドンだけ天狗なんだよ!」

「これはここ燃やされても文句はいえねぇな!!」

言いがかりでありヤクザじみたイチャモンのつけ方であった

「解った!解った!!泊めるからもうやめてくれ!!」

店主の方が先に折れた折れなかったら殺していた

三日月はそう思っていたここにはわからず来たわけではない

知ってきたからミサヲもあんな横暴に打って出たんだろう、と

三日月は何とか宿を取ることが出来た

だが寒村の中に建ってる宿屋だそこいらは覚悟していたが

想像以上のぼろだった

ベッドも硬くスプリングも馬鹿になっている

シーツも所々汚れており不快なものばかりであった

しかもミサヲと同室である

「何でいっしょの部屋なんだ?」

「知らないです、それと三日月さん変な気起こさないでくださいよ?」

「変な気?」

「ほら例えば年頃の男の子がしそうな奴とか」

「わかったよ努力してみる」

何か色気ついていた

いつも一つ屋根の下にいるというのにだ

「ミサヲさん今晩は寝るとしよう」

「そうですねおやすみなさい」

結局二人は部屋に小型テントを張り寝る事にした

あのベッドは文明人が寝るには穢れすぎた

就寝時刻は午前2時明日にはここをじっくり調べよう

三日月は考えを巡らせるのを止めまぶたを閉じた