三日月亭のおいでませ回数

2012年3月5日月曜日

なんか書いておきたくなった

どんな人間にも一度でいいから見てみたいものがある

私は幸運にもそれを待つことがなく自分で仕上げる事が出来る立場にある

漫画が描けるということだ

そして、自費出版が容易になった事

何よりモワモワしていた見たいものが固まった事だ

恐らく探しても案外見つからないだろう

ニーズがなさ過ぎるし、受けるものではないし

個人で描いてる人を探してみても何か違う

絵はそこそこだがお話がかけていないとか

絵が丸いとか、見るほうの私は何かとうるさいのだ

そんな私が最後に思ったのが自分だ

自分で描こうと思った

尖ってて、格好いいものを

最初はこれだけ、だがその後にも自分に対する要求はエスカレートして行き

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基本はたたかうひとの話を

下劣な人間を描くのは簡単だからより高潔な人間を

重たい話だろうが最後は必ず良い読後感を残す

そして一話完結で大体10話~13話くらいで終わらなければならない

絵のクオリティも当然高い事

話には緩急が重要

格好よさは臭わせて欲しい

必ず命懸けである事

大ラスは派手である事

シンプルなストーリーである事

読みづらいコマ割りはしてはならない

熾烈な戦い故の欠損描写は仕方がないがそれが「エログロ」見たいなモノにならない事

主人公は地獄を踏破する胆力を持つが、特殊能力は持たないただの人である事

出てくるものが格好よくならなければ成らない

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などなど、どうするの?こんなのと思いつつも思案が開始される

そして転換期は2006年に出たエースコンバットZEROに触れ

自分の求めていた格好よさを

そして同時期に出た大神で「和」華やかさに触れ

そして以前に引っかかっていた事が心の中から浮き彫りになった

それは零と言うゲームで出ていたと言うか日本の人類の過去に必ずあった

人身御供に対する違和感と憎悪である

元々こういう話が嫌いだった上に、そこから更に藤田和日郎先生の漫画理念打たれていた自分としては

その一人を犠牲にする事で助かると言う姿勢が許せなかったりもする

藤田先生は自分のピンチは自分で何とかすると言った具合に完結させていた

だが事は人身御供、一人の問題ではなく、一人が立ち向かったってどうしょうもならないのだ

ではどうすればいいのだろう?

そこで一つ目を付けたのが『祭り』である

祭りは元々は鎮魂やその土地独特の風土関係が人々によって語り継がれ

今に至るものだ

そこに不幸をやっつけるための糸口がないかと模索しそして出来たのが

「真夏の夜の夢」と言うタイトルだ

意味はそのまんまで夏祭りに物凄い夢のようなひと時をというものであった

シェイクスピアは関係ありません

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内容は主人公三日月の住む町には一つのお祭りがありその名も「鉄火祭り」

それは過去この地域で邪な神が村々を襲い村人を苦しめておりその上

人身御供までも要求してきたのだ

だが村人はその悪神には逆らえず人身御供として乙女を差し出す羽目になった

だが出しても出しても悪神の暴虐はとどまる事を知らずより人々を苦しめていた

そして、人々は立ち上がりその悪神に立ち向かうべく

土地の神様に力を借り悪神に戦い遂には「打ち倒した」のだった

そして現在

その言い伝えを参考ににして作られたのが

樹齢百年を超える御神木を使用した常識では考えられない大きさの

「喧嘩神輿」であった

それ以来、悪神側と人間側に別れお互い大きな神輿を担ぎ

言い伝えで戦われたとされる街の大通りを舞台に喧嘩神輿どおしを戦わせる

という形で語り継がれていたが、今年は違った

本物の悪神が現れたのだ!

そして、三日月はこの祭りはこの為にあったものだと言い

地元の人間を説得して行き、奮い立たせていった

三日月は言う

「化け物を倒すのは人間の流儀だ」と

そして祭りによって盛り上がる中本物の化け物と戦い勝つ

という話だ

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ここで一つ思ったのがもともとお化けをテーマにすると必ずその戦いはノンオフィシャルになる

そこに関して一人の人間だけが戦うのではなく

公式な形で戦う、協力して戦う、そういう姿を描く

基本骨格だけあって穴だらけであり

何度も考え直し、ようやくできたのが

「夢のつづき」だ

タイトルを変更し、内容も凄い変更になった

一番の変更点は「綿毛小人」の存在だ

アレの登場で凄い華やかになったと思う

まぁとにかく描きたいものが思いつきそして描き始めることが出来

完成に向けて歩める事嬉しくてつい書いてしまった

今では上記の話を最終話に持ってきての全十話だ

現在一話目のネーム、間話、第二話の序盤までかけている

今回は文ばっかな上に毒にも薬にもならん話で申し訳ない

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